新規事業の展開は、これまで高金利で融資してきた信用力の低い顧客層を失う穴を埋めることが目的だ。さらに、信用力が高く低金利でも貸し出せる優良顧客の確保も課題となる。
プロミスは三井住友フィナンシャルグループ、アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループと資本提携している。豊富な顧客基盤を持つメガバンクとの提携が、優良客確保の足がかりになると判断しているとみられる。
独立路線の武富士も、大手ではいち早く、業界最低水準となる年9・125%での融資を開始するなど、貸し倒れリスクの低い顧客を取り込む布石を打ち始めている。
一部は07年3月期決算で、親密な関係にある消費者金融が大幅な赤字に転落した影響を受けて減益を余儀なくされているが、奥会長は自行を例に、「消費者金融市場は引き続き存在していくわけで、われわれがプロミスとの提携を見直すということは考えていない」と話した。また今後、消費者金融の再編が起こることを予測し、それを見ながら銀行も対応していくとしている。